【攻略】オルカン(世界株式インデックス)で家計を完全攻略!新NISA「月15万」の最適配分と出口戦略

「子供2人の大学資金だけで2,400万円も準備したら、家計は破綻するのでは?」

前回のカテゴリーで、子供2人が私立の理系に進学する場合に備えるには「2,400万円」程度の準備が望ましいとお伝えしました。 しかし、絶望する必要はありません。当サイトが推奨するロードマップ通りに実行すれば、「子供の教育費」をフルスペックで払いながら、更に「自分たちの老後資金」も確保可能です。

今回は、その具体的な実行プランである**「新NISAの最適設定(月15万円)」と、大学入学後に訪れる「家計の黄金期(老後資金タイム)」**について解説します。


目次

1. 買うべき商品は「この1本」だけでいい

まず、何を買うか。 証券会社のランキングを見ると、S&P500や高配当株、新興国株などが並んでいて目移りするかもしれません。 しかし、教育資金作りにおいて迷いは不要です。買うべき商品はただ一つ。

全世界の優良企業を束ねた株式のインデックスファンドです。具体的には、以下です。

  • 銘柄名: eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
  • 通称: オルカン

少しでも迷っている方は、この投資信託(又はそれに類似した投資信託)を選択してください!

なぜこれなのか?

  1. 究極の分散: これ1本を買うだけで、アメリカ、日本、ヨーロッパ、新興国など、世界中の優良企業約3,000社に分散投資できます。
  2. 業界最安コスト: 信託報酬(手数料)が年率約0.05775%と、異次元の安さです。
  3. 自動メンテナンス: どの国が伸びるか(例:アメリカが落ちてインドが伸びる等)をシステムが勝手に調整してくれます。

私たちは、この「オルカン」をひたすら何も考えずに買い集めるだけです。他の商品を見る必要はありません。

世間では、世界株式インデックスよりも、米国株S&P500のインデックスファンドの方が良いという意見も多々あります。それは決して間違ってはいません。

オルカンとS&Pの比較については、以下のページで解説を行なっておりますので、そちらをご参照ください。

<オルカン vs S&P のページのリンク>

2. 新NISA「月15万円」の黄金配分

次に、0歳〜6歳のボーナスタイム(月15万円黒字)における、新NISAの具体的な設定配分を解説します。 新NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」がありますが、以下のように使い分けます。

最適設定プラン

  • ① つみたて投資枠:100,000円
    • 多くのネット証券で、クレジットカード積立の上限が「月10万円」です。ポイント還元を最大化するため、まずはここを埋めます。
  • ② 成長投資枠:50,000円
    • つみたて枠から溢れた残りの5万円は、こちらの枠で設定します。
    • 買う商品は、つみたて枠と同じ「オルカン」で構いません。

これで**「月15万円」の自動積立システム**が完成です。 一度設定したら、あとは12年間(0歳〜小学校卒業)、相場がどうなろうと気絶して積み立て続けるだけです。


3. 「老後資金」はどうやって作る?

ここからが、多くの人が気づいていない**「裏ワザ(出口戦略)」**です。

「教育費で資産を使い果たしたら、老後が不安…」 そう思うかもしれませんが、私たちのプランには**「第2の矢」**が用意されています。

大学時代は「老後資金」を作るラストチャンス

中高時代(12-18歳)は、赤字補填のために資産を取り崩しましたが、大学に入学すると状況は一変します。

  1. 教育費は「資産」から払う: 学費や子供への仕送りは、すべて積み立てた資産(目標2,700万円)から支払います。毎月の給料からは出しません。
  2. 家計が黒字化する: 中高時代に家計を圧迫していた「塾代」や「赤字補填」が消えるため、毎月の家計には**「月10万円規模の黒字」**が復活します。

浮いたお金を「自分たち」のために使う

この復活した月10万円を、今度は**「老後資金」**のために投資します。

  • iDeCo(イデコ): 所得控除で節税しながら老後資金を作る。
  • 新NISA(余った枠): 再び投資に回す。

大学4年間+院2年間の計6年間で、月10万円を積み立てれば、元本だけで720万円。運用益を含めれば**「約1,000万円」**近くを新たに作ることができます。


結論:教育費も老後も諦めない

当サイトのロードマップの全体像はこうなります。

  1. 0歳〜18歳(子供のため): 資産運用で**「2,700万円(教育資金)」**を作る。
  2. 18歳〜22歳(自分のため): 教育費は資産から払い、浮いた家計で**「1,000万円(老後資金)」**を作る。

結果、子供を理系大学院まで出しながら、教育費支払い終了時には、夫婦の手元にまとまった老後資金が残ります。

「子供にお金をかけすぎて親が破産」 そんな悲劇を避けるための唯一の方法。それが、**「0歳からの早期積立」「大学時代の家計切り替え」**なのです。


次のアクション

戦略は決まりました。あとは「実行」あるのみです。

次回は、この戦略を実行するための土台となる**「証券口座」**について。 「SBI証券」と「楽天証券」、どちらを選ぶべきか? 具体的な開設手順と「クレカ積立」のお得なポイント戦略を解説します。

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