【中学生】ついに家計は「月8万円の赤字」へ転落!私立中高一貫校のリアルな収支と生存戦略

「私立中学に入れたら、いくらかかるの?」

「貯金を取り崩すって、いつから?」

小学校卒業とともに、ついに我が家の家計は激変します。

これまでの「貯める時期(0-12歳)」が終わり、ここからは**「貯めたお金が流出していく時期(12-18歳)」**に突入します。

今回は、年収900万円世帯が私立中高一貫校(中学生)に通わせた場合の**「リアルな月次収支」**を公開します。

結論から言うと、毎月8万円の赤字が確定します。


目次

【結論】中学生の収支:黒字は消え、毎月8万円が出ていく

まずは現実の数字を見てみましょう。

小学生時代は「月10万円の黒字」がありましたが、中学校入学と同時にその黒字は消滅し、大幅な赤字へと転落します。

リアル月次収支シミュレーション(中学生)

私立中高一貫校に通う、最も標準的な家計簿です。

項目金額内訳・詳細
【収入】合計510,000円手取り合計(変更なし)
 給与+手当+ボ510,000円給与45万+児童手当等+ボ補填3万
【支出】合計590,000円収入を大幅にオーバー
(A) 固定費200,000円小学生より+5,000円
 家賃150,000円変更なし
 光熱・通信・保険50,000円大人4人並みの生活消費
(B) 生活変動費205,000円食費と交際費の爆発
 食費・日用品140,000円小学生比+4万。質素でもこの金額
 小遣い・交際・服45,000円子供の交際費・部活用品など
 バッファーA20,000円PC・スマホ・ディズニー代
(C) 教育費165,000円私立中学の授業料+通学費
 学費・定期代165,000円年間学費100万+αを月割り
(D) 予備費20,000円基本バッファー
 突発出費20,000円受験や部活遠征費の予備
【月次収支】▲ 80,000円毎月8万円の赤字確定

※バッファーを計4万円(A+D)確保していますが、部活の遠征費や塾の講習代、スマホの買い替えなどを考えれば、これは「ゆとり」ではなく「必須経費」です。


なぜ「月8万円」もの赤字になるのか?

「赤字8万円」の内訳は、教育費だけではありません。

成長期特有の**「食費」と、現代特有の「デジタル費」**が家計を圧迫します。

1. 教育費の爆増(月16.5万)

公立小から私立中へ進学すると、学費は桁が変わります。

中学校には「授業料無償化」がないため、全額自己負担となります。

2. 食費のリアル(月10万→14万)

運動部に入った中学生男子2人の食欲は想像を絶します。

朝練前におにぎり、巨大な弁当、帰宅後に軽食、そして夕食。お米は月15kgでも足りません。

これで「月14万円」は、外食を控えて自炊で頑張ってやっと収まるラインです。

3. 見えない出費(バッファーの増額)

中学生になると、親の想定外の出費が増えます。

  • 「学校指定のPC(タブレット)が壊れた」
  • 「iPhoneの画面が割れた」
  • 「友達とディズニーランドに行くから1万円ちょうだい」これらに対応するため、予備費を厚く見積もる必要があります。

この赤字を「現金」で補填できますか?

もし、この月8万円の赤字を、銀行預金の取り崩しだけで対応しようとするとどうなるでしょうか?

  • 月間赤字: 8万円
  • 年間赤字: 96万円
  • 中高6年間: 合計 576万円

なんと、生活費の補填だけで約600万円もの現金が消えてなくなります。

さらにここへ、大学の入学金や授業料が乗っかってきます。

ただ銀行にお金を置いておくだけの家計では、この「中高6年間の出血」に耐えきれず、大学入学前には資金が底をつくでしょう。

この赤字の期間に、**「資産が減るスピード」を食い止め、むしろ「資産を長持ちさせる」**仕組みを持っていなければ、年収900万円での私立理系進学は不可能なのです。


まとめ:赤字生活への「対抗策」はあるのか

小学校卒業と同時に訪れる**「月8万円の赤字」**。

これは一時的なものではなく、高校卒業まで6年間(72ヶ月)続く、長く苦しいトンネルです。

この赤字を前にして、選択肢は2つだけです。

  1. 生活水準を下げるか(食費を削り、スマホを取り上げ、塾を辞めさせるか)
  2. 「お金に働いてもらう」か

私たちは後者を選びます。

0歳から12歳まで積み上げてきた「資産」を正しく取り崩すことで、この赤字を涼しい顔をして乗り切る**「出口戦略」**が存在します。

その具体的な方法と、驚くべきシミュレーション結果(赤字なのに資産が尽きない理由)については、**カテゴリー2「【攻略】オルカン資産形成術」**にて詳細を解説します。

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